少し前の話になりますが、世の中がPS4の発売に湧いていた2月の下旬にPlayStation Vita(PCH-2000)を購入しました。
どうしてもゲームで遊びたくてゲーム機を買ってしまったヌルゲーマーの33歳オッサンが感想でも書いてみようと思います。
PlayStation Vitaを選んだ理由
もちろん『やりたいゲームがあった』というのがいちばんの購入動機ですが、スマホも含めた数多くの『ゲームで遊べる端末』のなかからVitaを選んだのにはいろいろと理由があります。
携帯ゲーム機が欲しかった
33歳、1児の父、妻はフルタイムで夜勤ありの共働きです。基本的にゲームで遊んでいる時間はほとんどありません。しかもテレビのチャンネル権はほとんどなく、結婚前に購入したXBOX360の電源もほとんど入れられません。妻と息子が寝てしまえば据置機でも遊べますが、そこまで腰を据えて遊ぶほどの時間も気合いもなく、寝る前のちょっとした時間に遊べるゲーム機として携帯ゲーム機が欲しかったというわけです。
据置機に近い体験がしたい
ホントはテレビの下で眠っているXBOX360で遊びたいのですが、先に書いたとおりそういう時間も気合いもないわけです。ゲームの面白さはグラフィックや画面の大きさに比例しないことはわかっていますが、できるだけ据置機に近いゲーム体験ができるハードを選びたかったのです。
物理キーが付いてる
携帯型で据置機に近い画質のゲームが遊べるという理由だけなら、既に持ってるiPhoneでもいいんです。iPhoneでもグラフィックがすごく綺麗なゲームがたくさんありますしね。
でもファミコンから十字キーとボタン操作で育ってしまった33歳のオッサンにはタッチ操作が厳しいのです。特にアクションゲームを好んで遊ぶ僕には、スマホの画面に映しだされる仮想十字キーがの操作がつらくて仕方ありません。iPhoneで遊んだ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4』は面白かったしなんとかクリアもできたけど、常にタッチ操作のストレスとの戦いでした。オッサンには物理キーが必須なのです。
PlayStation Vitaで遊んでみた感想
この3ヶ月ぐらいで何本かゲームを購入し、アプリや体験版もいろいろ落としたりしてみました。そのへんの感想はまた今度書くとして、今回はハード面の感想でも書いておきたいと思います。
ちなみに今回購入したのは新型(PCH-2000)の方、それ以前に購入した携帯ゲーム機は初期型のPSP(PSP-1000)ですので、初期型Vitaとか最新のPSPあたりとの比較はできてません。
軽くて丈夫そう
スペック上の重量は約219g。以前から持っている初期型PSPは約280gとのことなので、重量差は約60gといったところですが、体感的にはもっと軽く感じました。形状も持ちやすく、長時間遊んでも疲れにくそうです。
また、全体的にプラスティッキー感じで、良い意味でチープです。UMDスロットのようなメカニカルな機構が少ないせいもあり、とても丈夫そうに見えます。実際に我が家では『ウェルカムパーク(プリインストールされている数字をタッチして遊ぶゲーム)』にハマった3歳の息子が床に落とすなどしてそこそこ乱暴に扱ってくれましたが、今のところ特に問題はなさそうです。
環境的になかなか外に持ち出す機会もありませんが、携帯ゲーム機において軽くて丈夫であることは重要で、とても評価できるポイントです。
思っていたよりバッテリーの持ちが良かった
こればかりは使い方によると思いますが、夜寝る前に30分〜1時間ぐらい遊んで使わない時はスリープ状態にしておく僕の使い方では、だいたい1週間ぐらい充電不要でした。もっとマメに充電しなければいけないと思っていたので、これは嬉しい誤算です。
新型はUSBケーブルで充電できるというのもポイント高いです。パッケージには結構デカいACアダプタも同梱されていますが、USBケーブルが一本あればパソコンからでも充電できるし、iPhoneの充電器+市販のUSBケーブルでも充電できちゃいます。外に持ち出す機会の多い人には便利なんじゃないでしょうか。
液晶画面は十分キレイ
初期型では有機ELだった画面が、新型では液晶に変更されています。
購入前に店頭で見比べた時はさすがに画質の差(初期型の方がメリハリのある画に見えます。)を感じましたが、新型の液晶を単体で見ている分には充分キレイで全くと言っていいほど気になりませんでした。
初期型からの買い替えではなく、新型が初めて購入するVitaである場合は、気にするポイントではないと思います。
思っていたよりタッチパネルが活用されてた
どちらかといえばハード面ではなく、ソフト面での感想になりますが、思っていたよりタッチパネルを積極的に活用(しようと)しているゲームやアプリが多かったのが印象的でした。
さっき「物理キー重要!」って書いたばかりですが、ふだんスマホを使っている身としてはこれだけデカくてきれいな液晶を見るとつい触りたくなってしまうというか、条件反射でタッチ操作をしようとしてしまうんです。
ゲームの操作はともかく、スクリーンに表示されるソフトキーボードやホーム画面、YouTubeなんかのアプリケーションがタッチ操作に最適化されていてスマホライクな操作ができるのはポイント高いです。
まだ数本しか遊んでいないゲームのなかでの感想になってしまいますが、テーブルゲームがキー操作でもタッチ操作でも遊べるようになっていたり、キー操作だと複雑になってしまう操作をタッチ操作に置き換えたりと、ゲームでもタッチパネルを有効に活用しようという試みが多くみられました。まだまだ模索の域を出てなさそうなものも多かっただけに、これからに期待したいです。
バカ高いメモリーカードと助かる内蔵メモリ
セーブデータやダウンロードしたゲームを保存するためのVita専用メモリーカードは32GBで定価が7,000円弱。専用カードとはいえ、同容量のmicroSDカードが2,000円前後で買えるご時世、いくらなんでも高過ぎです。あまりに高いので少ない小遣いでやり繰りしているオッサンは本体といっしょにメモリーカードを購入することができず、翌月の小遣いで購入しました。
そんな可哀想なサラリーマン層に配慮したわけではないと思いますが、新型には1GBのメモリが内蔵されています。遊ぶゲームによりますが、最初に購入するゲームがパッケージでダウンロードコンテンツに強く依存するものでなければ、当面はこの内蔵メモリでどうにかなると思います。
そういった意味では助かる内蔵メモリですが、本音としては8GBぐらい内蔵してくれてもいいんじゃないかと思っています。
まとめ
専用メモリーカードが高いなど一部に不満もありますが、総合的にはとても優秀なゲーム機だと思います。ハードウェアとしての品質も高く魅力的で、個人的には所有欲も満たされる良ガジェットです。
ゲームで遊ぶ時間が少ない僕はまだまだソフト不足に悩むことはなさそうですが、魅力的なタイトルが増え、ゲーム機としてより盛り上がってくれると嬉しいですね。
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