Chromecast(クロームキャスト)を購入しました

huluやYouTubeなどの各種動画サービスをテレビの大画面で楽しめるデバイス、Googleの『Chromecast』を購入しました。

Chromecast

購入した理由

過去の記事でも触れていますが我が家ではhuluを利用しており、huluをテレビで視聴するための機器がXbox360だったります。ちなみにネット回線は2Mbpsぐらいしか出ないADSL。動画配信の視聴環境してはかなりの少数派であると自負しておりますが、とうとうhuluからXbox360の対応を今年の10月18日で打ち切るとのお知らせが来てしまいました。

テレビでhuluを利用する手段がXbox360しかないので別の手段を検討する必要がありますが、ここで問題になるのが2Mbpsしか出ないADSL。幸いXbox360は低速回線でもそこそこの画質でストレスなく視聴することができましたが、機器によっては再生中に読み込みが発生してたびたび止まったり、視聴に耐えられないほど画質が下がったりするので、安易に新しい機器を選択することができません。

ADSLは諸々の事情で来年の3月いっぱいまで利用する予定なので、10月までに「2Mbpsの低速回線でも、再生中に読み込みで止まったりせず、そこそこの画質で、テレビでhuluを楽しめる、できるだけ安い(高い機器を買って低速回線で利用できなかったらキツい)」機器を探さなければいけません。
huluは多忙でなかなか映画館やレンタルDVD店に行けない妻もかなり利用しているのでなんとかしてやりたいところです。

で、なんとなく仕事帰りに立ち寄ったビックカメラでChromecastを見かけ、しかもキャンペーン中で『なにかと一緒に買えば3,000円引き(店内のものすべてが対象)』という太っ腹なキャンペーンをやっていたので飛びつきました。ビックカメラでのChromecastの販売価格は4,610円、カメラケースに入れる乾燥剤(208円)と一緒に買って値引きしてもらい、合計1,818円(税抜)で購入させていただきました。
なんでこんなに値引きしているかは知りませんが、とりあえず来年の3月まで使えればいいし、この価格なら(低速回線で)ダメでも諦めがつきます。ありがとうGoogle、ありがとうビッグカメラ。キャンペーンは8月いっぱいで終了らしいので気になる方はお早めに。

開封して接続・設定

帰宅して早速開封、テレビにつないでみました。

Chromecast開封

小さな箱を開けると中に入っているのは、Chromecast本体・給電用のUSBケーブル・コンセントアダプタのみ。説明書はなく、内箱に簡単な説明が書いてあるだけでした。

Chromecast本体

本体を手に乗せてみました。こんなんで本当に大丈夫かと思ってしまうぐらい小さくて軽い。こういう機器では珍しい丸い本体に中途半端な長さのケーブルが付いた不思議な形状ですが、このケーブルのおかげでテレビの裏に接続しても取り回しが良く、邪魔になりません。

ではテレビに接続。テレビの裏がホコリだらけできったねぇのでお見せできませんが接続は簡単。テレビのHDMIポートにChromecastを接続し、給電用のUSBケーブルからコンセントアダプタを介して電源をとるだけです。コンセントではなくテレビのUSBポートからも給電可能だったので、我が家ではテレビからとることにしました。

接続後の設定も写真は撮れませんでしたが、既に無線LAN環境が整っていれば非常に簡単。

  1. テレビに表示されたURLにスマホからアクセス。
  2. 画面表示に従い設定用のアプリ(Google Cast)をインストール。
  3. アプリを起動すると勝手にChromecast本体を探してスマホと同じ無線LANに接続するように案内されるので、無線LANのセキュリティキーをスマホから入力。
  4. Chromecastがインターネットに接続され、あとは自動で設定→更新→再起動して使える状態に。

こんだけ。確かに説明書いらないです。まだ無線LANにも接続していない本体をスマホが見つけてくるとか賢すぎて気持ち悪いぐらいです。

huluで動画を視聴、ADSL(2Mbps)でも快適でした。

セッティングが終わったら最大の目的であるhuluでの動画再生を確認。Chromecastと同じ無線LANに接続した状態のスマホでhuluのアプリを起動するとChromecastで再生するためのボタンが表示されるので、このボタンをタップすると選択した動画がテレビ側で再生されます。スマホで動画を再生中でも同じアイコンが表示され、タップすると続きをテレビで観ることも可能。

Chromecastで再生

再生が始まればスマホは経由せずにChromecastが通信してくれるので、スマホの役割はここでいったん終了。スマホの方は他の操作をしてもスリープ状態にしても問題ありません。動画を停止するときにはまたスマホから操作します。

我が家にとっては肝心な低速回線下での使用感も良好。2時間ほどの映画を1本観てみましたが、途中で読み込みが入ることもなく再生もスムーズで画質も問題なし。非常に良い買い物ができました。

他の動画配信系アプリ(YouTube・AbemaTV・GYAO! など)も試してみましたが、いずれも低速回線下でもストレスなく楽しめました。今まではスマホやタブレットでしか楽しめなかったコンテンツも、アプリさえ対応していればテレビの大画面で視聴できるのは嬉しいところです。

スマートフォンがリモコン代わりになるメリット・デメリット

Chromecastにはリモコンが付属しておらず、別売りされているわけでもありません。すべての操作はスマホあるいはタブレットなどで行う必要があります。Chromecastはこれら端末の命令に従ってコンテンツを再生するだけの機器なので、スマホやタブレットがないと何もできないといっても過言ではありません。

とりわけ面倒なのがChromecastで再生しているコンテンツを停止するとき。スマホだと「スリープ解除ボタン押す→通知から停止」という手順が必要なので多少面倒に感じてしまいます。
iOS端末だとさらに面倒で、ロック解除後に動画を再生させたアプリを起動して停止の操作をしなければいけません。端末にパスコードなんか設定してあると操作のたびにいちいち入力しなきゃいけないのも面倒。
たいしたことではありませんが、既存の機器ではボタン一発でできた操作なので、どうしても煩わしく感じてしまいます。

スマホがリモコンであることに子育て世帯としてメリットを感じたのは、必然的にある程度の制限がかかること。子どもにとってスマホはあくまでも親の持ち物です。我が家は夫婦ともどもパスコードを設定していて子どもには教えていないので、利用したいときは親にひと声かける必要があります。その他の操作をするときも普通のリモコンよりは親の裁量が大きいので、子どもの動画の観過ぎを防ぐことができます。

個人的には動画選択中の画面がテレビに映らないのもありがたいです。これまではテレビでYouTubeを観るときもXbox360を使用しており、僕のアカウントでログインしていたので、その前にうっかり観ちゃったちょっとアレな動画(※1)の履歴とかそれに基づくオススメ動画が表示されたりして少し気まずい雰囲気になったこともありましたが、そういったものがテレビでどーんと映らなくなるだけでも精神衛生上よろしいです。
アレな動画(※1)かどうかという話はともかく、特にYouTubeなんかは僕と妻で観るコンテンツの種類が全然違うので、それぞれのアカウントでログインした自分のスマホでお気に入りの動画をサクッと選べるのはとても便利です。

長くなったので今回はここまで。次回の記事では動画配信以外のアプリの使用感や、意外にも役に立った機能のお話をさせていただきます。

※1 一応言い訳させていただきますと、妻帯者としては十分気をつけているつもりです。が、大手企業のプロモーション動画でもちょっとセクシーだったり萌え要素があったりする昨今、サイトに埋め込まれている動画をうっかり観ちゃったりすることもあるんですよ。弱気な夫としてはそういう動画が履歴に出るだけでもちょっと気まずいのです。

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