【自分メモ】『ESET ファミリー セキュリティ』導入後、インターネットに接続できなくなったときにやったこと

数か月前に、自宅用のセキュリティソフトとして『ESET ファミリー セキュリティ』を導入しました。

今までは端末ごとにフリーのセキュリティソフトを入れていましたが、ちょっと前に妻が偽通販サイトに騙されかけたこと、5歳の長男がある程度自分でパソコンを操作してYouTubeを観るようになったこと、自分のスマホをiPhoneからAndroid端末に変えたことなどをきっかけにセキュリティを強化せねばと思い、導入した次第です。

1ライセンスで5台インストールできて、3年間で定価6,800円(ダウンロード版)というのも魅力的。とりあえず今のところ自宅のMac mini(Yosemite)・自分のノートPC(Windows 10)・自分のスマホ(Android 5.1)・妻のタブレット(Windows 10)の4台にインストールして使用しています。

セキュリティソフトとしての評価も高いようなのでとりあえず安心できますし、動作も軽いので概ね満足していますが、ひとつだけ問題がありました。

インターネットに繋がらない

ESETを導入してすぐ、自宅でインターネットに接続できなくなる現象が頻発しました。ESETをインストールしていない機器(例えばXbox360とか)も含めて家中の端末がネットに接続できなくなるので最初はESETのことなど微塵も疑っていませんでした。とりあえずネットに繋がらないときの常套手段であるモデムの再起動(以前も記事にしましたが、わが家はいまだにADSLです。)を行うと一時的には回復するものの、またすぐに接続できなくなります。

いろんな機器やアプリケーションの組み合わせで検証を行った結果、ESETがインストールされた状態の自分のノートPC(Windows 10)でGoogle Chromeを起動すると、家中の端末がネットに繋がらなくなることがわかりました…ってなんじゃそりゃ!?問題の端末だけが接続できなくなるだけならまだしも、家中の端末がダメになるっていうのはどうにも納得できないところ。とはいえ既に原因は明確なので対策するのみです。

Google Chrome(など)をプロトコルフィルタリングの対象から外す

『プロトコルフィルタリング』はざっくり言ってしまうとインターネット通信を常時検査しているESETの機能のこと。どうやらこの機能がChromeの通信を検査していることで問題が起きているようですので、検査対象からChromeを外します。手順はメーカーのサポートサイトに詳しく掲載されているので以下をご覧ください。

特定のアプリケーションを通信検査対象から除外する | ESETサポート情報 | 個人向け製品 | キヤノンITソリューションズ

OSのバージョンや環境により異なるとは思われますが、Windows10(64bit)のChromeの実行ファイルは『C:\PROGRAM FILES(X86)\GOOGLE\CHROME\APPLICATION\CHROME.EXE』にありました。

ほかにも同じChromiumベースのブラウザである『Kinza』やゲームプラットフォームアプリ『Steam』でも同様の現象が発生したため、こちらも同じ手順でプロトコルフィルタリングの対象から除外しました。ちなみにそれぞれの(64bit版Windows10での)実行ファイルの場所は以下のとおり。

  • Kinza
    C:\USERS\ユーザー名\APPDATA\LOCAL\KINZA\APPLICATION\KINZA.EXE
  • Steam
    C:\PROGRAM FILES(X86)\STEAM\STEAM.EXE

とりあえずこれでインターネットに接続できなくなる問題はクリアできました。とはいえある意味セキュリティソフトの保護設定を一部解除しているようなものなので少し心配ではあります。メーカーのサポートサイトには、

なお、本設定変更により対象のアプリケーションに対する通信検査はおこなわれなくなりますが、リアルタイムファイルシステム保護機能(ファイルの読み込み / 書き込み / 実行時にファイルを検査する機能)にて常時監視されております。

とありますが、できれば保護設定を弱めずに使いたいものです。

今後もインストールするアプリケーションによっては同様の現象が発生する可能性があるため、自分用のメモも兼ねて記事にしてみました。同じ現象で悩んでいる方は試してみるといいかもしれません。

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