1年ぐらい落ち着いていた息子(4歳10ヶ月)の鉄道好きが再加熱してきたので、久しぶりに鉄道博物館に行ってきました。
新幹線(E5系)で『てっぱく』へ
今回は栃木のばあちゃんも一緒に行ったので、水戸から車で宇都宮へ向かい、宇都宮駅から大宮駅までは鉄道を利用しました。
今回は以前からE5系に乗りたいと言っていた息子のご要望にお応えして出血大サービス。宇都宮から大宮まではE5系で移動しました。ひと区間約25分ほどでしたが、息子にとっては興奮が持続するちょうどいい時間だったようです。
E5系は僕も初めて乗りましたが、普通車でも足元が広くて快適でした。グランクラスなんて乗ったら快適すぎて失神するんじゃないかと思います。
大宮駅から鉄道博物館駅までは『ニューシャトル』で移動。ミニチュアみたいで可愛らしい車両ですが、立派な鉄道です。大宮駅を出発してしばらくはビルの間をクネクネと進み、運がよければ鉄道博物館付近では新幹線と並走するアトラクションみたいな道のりはわくわく必至です。
開館前に到着…がミニ列車運転には手が届かず
鉄道博物館には午前10時の開館ちょっと前に到着しましたが、休日だったこともあり入口の前には開館待ちの行列。
開館前に到着はしていたので人気のミニ列車運転の整理券がゲットできるのではと思いましたが、入館した時点で残りの整理券は17時実施分のみ。この日はそこまで長居するつもりもなかったし、幼児が運転できるわけではないので諦めました。早い時間の整理券をゲットするには何時から並んでりゃいいんでしょ?てっぱく恐るべしです。
エントランスで待ち受ける『シンカリオン』
気を取り直して館内散策です。改札を模したゲートを通過して最初に出迎えてくれるのがコレ。
『新幹線変形ロボ シンカリオン E5(イーファイブ)はやぶさ』の1/2ヘッドです。隣のモニターでは紹介映像が流れ、玩具の試作品が展示されていて、多くのちびっ子たちが釘付けになってしました。個人的にはシンカリオンのコンセプトも好きだし今後の展開も楽しみなところではありますが、博物館にしては商売臭すぎやしませんかね。
ちなみに博物館のミュージアムショップにはシンカリオンのおもちゃは売っていませんでした。単に売り切れてただけかもしれませんが、エントランスのいちばん目立つところで宣伝しといておもちゃ売ってませんっていうのもどうかと。あとから某玩具店の店員さんに聞いたら「はやぶさは不具合があって修正版が11月発売予定、こまちも品薄気味でたまに少数入荷する程度ですぐ売れてしまう」とのことなので仕方がなかったのかもしれません。
貴重な車両大集合!…も息子のテンションはイマイチ上がらず
エントランスを抜けて右手に向かうと、歴代の車両が展示されているこの博物館のメイン『ヒストリーゾーン』に入ります。国の重要文化財である『1号機関車』や日本初の御料車から新幹線の0系&200系まで貴重な車両がずらりと並んでいます。
みんな大好き新幹線0系は、切断されて運転席から前だけが展示されています。決まった時間に運転席が解放されて中に入れるようですが、今回はタイミングが合わずに入ることはできませんでした。
200系は先頭車両が丸々展示されており、実際に乗ることができるほか、上の写真のように車両の下側に入ってみることができます。これはなかなかできない貴重な体験だと思いました。
車号クハ181-45はこれぞ特急列車と言うべきカラーリング。地元の水戸市でも僕が高校生のときまでは同じカラーリングの485系が『ひたち』として走っていたので懐かしさを感じます。
…と、なんだかんだで35歳のパパは喜んでしまいましたが、4歳の息子の琴線を強く弾くには微妙なラインナップだったようです。もちろん電車というだけで相当喜んでいましたが、やっぱり現行の車両が実際に走っているところを見た方が嬉しいのでしょう。宇都宮駅で新幹線いっぱい見ちゃったし、E5系にも乗ったあとでは魅力半減も仕方ないのかもしれません。車両だけ見るなら東京駅あたりの方が喜ぶかも。
食事も鉄道由来
昼になりお腹もすいたの博物館内のレストランで昼食。館内にはフードコートや駅弁を販売している売店もありますが、今回はレストランに入ってみました。
注文したのはかつて乗務員の賄いだったという『ハチクマライス』。
カツと温泉たまごの乗ったどんぶりものです。当時は目玉焼きだったそうですが、てっぱくでは温泉たまごにアレンジしているようです。味はまぁ見た目通りといったところ。
車両展示以外もいろいろ楽しめました
車両展示だけでなく、いろいろな楽しみがあるのもてっぱくのいいところ。
写真はヒストリーゾーンを抜けた先にある屋外施設の『てっぱくひろば』。
E5系の滑り台や京浜東北線のジャングルジムなど、ちびっ子たちが喜びそうな遊具がズラリ。
例に漏れず、息子も楽しそうに遊んでました。
日本最大と言われる鉄道模型のレイアウト展示もあり、決まった時間にショーが行われます。こちらはヒストリーゾーンの展示と異なり、子ども達に人気のありそうな現行車両がメインです。照明を上手く使った昼夜の表現や車両のイメージに合わせた選曲などの演出面も見事で鉄道ファンならずとも一見の価値がありそうです。
鉄道をテーマにした大きなステンドグラスも展示されていました。鉄道とステンドグラスが頭の中でリンクしていなかったからかもしれませんが、個人的にはかなりインパクトがありました。
ほかにもシミュレーターや資料室、鉄道の仕組みなどが学べる施設など鉄道に関する展示が盛りだくさんです。今回は4時間ほど滞在しましたが、やっぱり自由気ままな幼児を連れては周りきれませんでした。
入場料もこの手の博物館にしてはそれほど高くなく、1日遊べることを考えたらリーズナブルな方だと思います。お子さんがちょっとでも乗り物好きなら損はしないと思うので、気になる方は一度足を運んでみてください。
名古屋の『リニア・鉄道館』あたりも気になりますなぁ。
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