Retro-Bitのメガドライブ・PC兼用ゲームパッドを購入してみました

更新が遅いこのブログでは毎度お馴染みの「ちょっと前の話」(反省はしてる)。今回は昨年10月に秋葉原で購入した『Retro-Bit Street Fighter Genesis & USB Dual Link Controller for PC Mac』なるモノのお話です。

購入したのはトレーダー本店、当時の価格は3,280円でした。

メガドライブの『ファイティングパッド6B』を模した形状のコントーラーでケーブルの先端が二股になっており、片方がメガドライブのコネクタ形状、もう片方がUSBコネクタの形状になっている商品です。

メガドライブでもPCでも使えるという触れ込みで販売されており若干胡散臭さを感じましたが、2018年に偶然出会ったメガドライブの新しい周辺機器、見逃すわけにはいかずに迷わず購入!したのはいいものの、肝心のメガドライブ本体は実家。正月の帰省時に持ち帰ったメガドライブは基盤のはんだがボロボロに痩せていて、修理をしていたら試すのが今になってしまいました。

そんなこんなで約半年の時を超え、満を持して開封です。

パッケージ

パッケージ。箱のデザインからもコントローラー本体にストリートファイターIIのリュウがプリントされていることがわかります。パッケージ裏にはカプコンとライセンス契約をしているような記載があるので勝手に使っているわけではなさそうです。

ゲームはいわゆる「下手の横好き」で、その中でも格闘ゲームは昔から得意ではなかったので、ストIIにもリュウにも特に思い入れはありません。できればキャラクタープリントではなくメガドライブっぽい黒無地なんかで出して欲しかったところですが、我儘を言ってはいけません。今の時代にメガドライブ用のコントローラーが新品で購入できるだけで有難いことです。

コントローラー外観

コントローラー本体。配色はリュウの1Pカラーを意識しているんでしょうか、白地に赤いボタンが眩しいです。

MODEボタン

メガドライブのコントローラーなのでちゃんとMODEボタンも付いてます。

コネクター部分

コネクター部分はこんな感じで二股になっています。一方がメガドライブと接続するためのコネクター、もう一方がPCなどと接続するためのUSBコネクターです。二股に分かれている部分がかなりゴツく、存在感があります。ちなみにケーブルの長さは約1.8mでした。

純正コントローラー『ファイティングパッド6B』と比較

20年以上前にメガドライブ2を購入した際に同梱されていた純正品『ファイティングパッド6B』と並べてみました。『Retro-Bit〜』の方がボタン同士の間隔が若干広く、グリップ部分はかなり大きく見えます。海外の製品なので多分Genesis版などのサイズを参考に作られているのでしょう。こうやって比べてしまうとかなり大きく見えますが、ファイティングパッド6B自体が小ぶりなパッドなので、Retro-Bit〜も持った時にそれほど大きいと感じるサイズではありません。

メガドライブ2に接続

メガドライブ実機で動作確認。使用するソフトはもちろん6ボタンをフルに使用する『スーパーストリートファイターII』。何度も言いますが格ゲーは下手だしスパIIに特別な思い入れはありません…ありませんがメガドライブのROMの中で最大容量(40Mbit)だったというだけで当時は購入する理由にもなりましたし、今も所有し続ける理由にもなるというものです。

各ボタンとも問題なく動作し、方向キーも純正品に似た感触。格闘ゲームの複雑なコマンドもスムーズに入力することができました。多少クリック感が強い気がするのでこのへんは好みの分かれるところでしょうか。個人的にはプレイに支障が出るようなものではありませんでした。

Windows PCで『ソニックマニア』をプレイ

続けてPC(Windows 10)で動作確認。メガドライブの実機に接続するのも楽しみではありましたが、もうひとつ楽しみにしていたのはこのコントローラーで『ソニックマニア』を遊ぶこと。コントローラーを接続しただけでは使用できず『JoyToKey』などのユーティリティソフトが必要となりますが、メガドライブ版ソニックシリーズの正統進化版とも言える同作をメガドライブチックなコントローラーで遊べるのは素直に嬉しいですね。

Mac(Mac mini 2014 High Sierra)でも『GamePad Companion』などのユーティリティソフトを使用することで問題なくゲームを遊ぶことができました。

一方でNintendo SwitchやXbox 360などのゲーム機では認識しませんでした。Xbox Live Arcadeあたりのゲームがこのコントローラーで遊べたら最高でしたが、それは贅沢というものでしょう。

以上、『Retro-Bit Street Fighter Genesis & USB Dual Link Controller for PC Mac』のざっくりとした感想でした。

ところでRetro-Bitといえば1年ぐらい前にセガからライセンスを受けてサターンやメガドライブのコントローラーを復刻することを発表し、海外では一部の商品の販売が始まったようです。amazon.comでは日本への発送も可能となっているので悩ましいところです。

また、香港の周辺機器メーカー8BitDoではメガドライブ風の6ボタンコントローラー『M30』をリリースし、国内ではサイバーガジェットが4月30日に発売します(※追記:5月18日に延期になったようです)。こちらはNintendo SwitchやPCとBluetoothで接続できるタイプと、メガドライブと無線接続できるユニットを同梱したタイプの2バージョンでの商品展開。とりあえずBluetooth版を予約しているので届いたら感想を書ければ(書けるのか?)と思っています。

メガドライブといえば9月に発売を控えている『メガドライブミニ』も楽しみですね。この記事を公開した時点で収録予定タイトルの半分にあたる20タイトルが発表されていますがかなり豪華なラインナップ、残りの20本も自ずと期待してしまいます。ハード面では付属のコントローラーがUSB接続っぽいのも気になります。メガドライブミニ同梱のコントローラーはPCなどで使えるのか、今回購入したコントローラーがメガドライブミニで使用できるのか…など余計な期待が膨らみます。

(2019/9/21追記)
『メガドライブミニ』で使用できるか、やってみました。

メガドライブミニの発売日以降PVが急激に伸びているので、たぶん皆さんが期待しているであろうことを検証してみました。

結果を申し上げると、このパッドはメガドライブミニでは使用できませんした。メガドラミニのポートがUSBだったので接続はできたのですが、ボタンはひとつも反応しなかったです。

もし使えてたらこれひとつで実機もミニも遊べる最強パッドでしたが…残念です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました