『ねんどろいど ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の首のジョイント折れを直してみました

大切にしていたフィギュア『ねんどろいど ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が壊れてしまいました。

といっても壊れたのは3年ぐらい前の話。

ソニックの存在を知った当時5歳の長男に見せびらかしている最中、手に取った長男にテーブルから落とされて首ジョイントがポッキリといってしまいました。大人げなく自分のおもちゃをわが子に自慢しようとした僕が悪い。全面的に僕が悪い。

首ジョイントが折れたねんどろいどのソニック…

なぜ3年も壊れたままにしていたかというと、直し方がわからなかったから。僕自身があまりプラモデルなどで遊ばないというところも大きいのですが、加えてねんどろいどの首に使われているボールジョイントは独自規格な上に単品販売なしの厄介な代物。公式ブログでは製品に予備のジョイントが付いているようなことが書いてありますが、無くしたのか初めから付いていなかったのか見当たらず…。「どうせ今直してもまた子供たちに壊されてしまうのではないか。」という気持ちも手伝い、放置していました。

転機が訪れたのは先日、ふらっと宇都宮のイエローサブマリンに行ったときに偶然見つけたコレ、

ホビーベースのボールジョイントセット

『ボールジョイントセット(青)』

ソニックの首ジョイントに使用されているものと同じ青、複数サイズのセット品…。この時もそのままでは使えないのはわかっていたとは思うのですが、見た瞬間なんかイケそうな気がして買ってしまいました。同店のオリジナル商品でお値段は500円、なかなか強気な価格設定です。

帰宅後、早速作業開始。まずはメーカーの公式ブログを参考に頭部と体、両方に埋まっている折れた首ジョイントを取り外します。

折れた首ジョイントを外す

買ってきたボールジョイントを組み立てます。購入したものは球体部分の直径が12mm×1個、10mm×4個、8mm×3個、6mm×3個のセットです。今回は元の首ジョイントに大きさが近い8mmのものを使用することに。

ボールジョイント比較

写真左が購入したボールジョイント、右が元の首ジョイントです。購入したジョイントの軸の方がだいぶ細いことがわかります。もちろんこのままではグラグラゆるゆる過ぎて使い物になりません。この時点でプラモ経験の浅い僕は一旦詰み状態に…。

購入したボールジョイントを使うためには軸を太くするか、頭部と体の穴を埋めるしかありませんが、経験のないパテなんかを使って大切なフィギュアを台無しにしたくはありません。数日考えた末にたどり着いた結論はこちら、

アイロンビーズ

長男の趣味、アイロンビーズです。筒状の形をしたポリエチレン製のビーズで、並べて熱を加えることでビーズ同士がくっついてドット絵みたいな作品を作ることができます。これをジョイントの軸とフィギュアの穴の間に噛ませればどうにかなるのでは。

ジョイントにビーズを差し込んでみる

早速ジョイントの軸に差し込んでみると、しっかり固定できるけど力を加えれば比較的簡単に抜ける丁度良いサイズ!

このままの状態ではフィギュア側の穴には少し太すぎるのでビーズの外側をカッターで削ってから差し込みます。

削ったビーズをフィギュアの穴に差し込む

頭部と体、両方の穴に削ったビーズをはめ込んだらボールジョイントで繋いで完成!

ソニックさん復活!

あまりに嬉しくてお気に入りのポーズをさせたら首が見えなくなっていますが、ぱっと見はほぼ元通りです。

お辞儀もできます。

さすがのボールジョイントなので頭を前後に傾けてもOK。ジョイントの軸とビーズの接触部分の抵抗もほど良く、左右の回転も問題ありません。重い頭の方を下にして軽く振るぐらいでは外れないぐらいの強度もあります。

以上、素人工作でしたが思った以上の仕上がりで満足です。今後は壊さないように大切に遊んだり飾ったりしてあげないとな。

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