メガドライブっぽいデザインのゲームパッド『8BitDo M30 Bluetooth Wireless GamePad』を購入しました

メガドライブのコントローラー『ファイティングパッド6B』っぽいデザインのBluetooth/USB接続ゲームパッド『8BitDo M30 Bluetooth Wireless GamePad』を購入しました。

香港に本社を置く8BitDoが開発しており、日本国内ではサイバーガジェットが販売しています。

BluetoothまたはUSB接続で、Nintendo Switch・Windows PC・macOS・Androidなどで使用可能。ちなみに姉妹品としてまったく同じデザインのメガドライブ用無線パッドが出ています。そっちも気になるのですが、今回購入したのは前者の方です。

購入動機は「前面に6ボタン付いてるゲームパッドが欲しかったから」。青春時代にメガドライブ・セガサターンで遊んできた人間なので最近リリースされるゲームでも「6ボタンパッドで遊べたらいいのになぁ」と思うことがあるのですが、4ボタンが主流の現在では6ボタンの新作がリリースされるのは稀。その滅多にない機会に有線・無線接続可、多くのハードに対応、そしてメガドライブを意識したデザインという非の打ちどころのない仕様の新作が出たのですから購入するしかありません。

M30パッケージ

なにはともあれ開封。最近のスマホのようなかなりしっかりとした箱に入っていました。今まで買ったコントローラーの中で一番手の込んでいるパッケージではなかろうか。

M30内容物

箱の中身は本体・充電/有線接続用のUSBケーブル(Type-A⇔Type-C)・説明書・保証書

M30外観(1)

前面には方向キーと6ボタンに加え、中央には電源を兼ねたスタートボタン・星ボタン・MODE(-)ボタン・HOME(モザイク?)ボタンが並んでいます。

M30外観(2)

上面はLRキー・シンクロボタン・充電/有線接続用のUSBポート(Type-C)。あと写真を撮り忘れましたが、底面にはSwitchのJoy-Conみたいに四角のLEDが4つ並んでいます。

アナログスティック・振動・NFC・タッチパッド・ジャイロセンサーなどの機能は非搭載。

バッテリーは480mAhのリチウムイオンを内蔵、説明書によると1〜2時間の充電で18時間ほど使用できるとのこと。

M30の重量は114g

重量(実測)は114g。機能が少ないので当然と言えば当然ですが、いわゆる現行3大ゲームハードのパッドがいずれも200g以上であることを考えるとかなり軽量です。

『ファイティングパッド6B』と比較

モデルになったと思われる本家メガドライブの『ファイティングパッド6B』と比較。こうやって並べてみると配色こそメガドライブですが形状も質感もまったく別物です。形はどちらかというとサターンパッドに近い印象…というか、ファイティングパッド6Bからサターンパッドへのモーフィング映像を途中で止めたような感じ。質感は本家よりも粗めのマット仕上げ、本家は方向キーとボタンの周りだけ光沢仕上げになっていましたが、M30の方はそのへんも同じマット感で統一されています。

方向キーやボタンの押し心地はファイティングパッド6Bやサターンパッドにそこそこ近く「頑張って寄せてきた」感が伝わります。ただしLRキーについてはサターンパッドのようなカチカチとしたクリック感はなく、ポコポコという感触の柔らかい押し心地です。

いろんなハードで使ってみる

とりあえず自宅にあり、すぐにゲームで試せそうなNintendo Switch・Windows 10・macOS(High Sierra)に無線接続してみました。

それぞれ他のコントローラーやBluetooth製品と同じようにペアリングするのですが、M30側はペアリング時に押すボタンの組み合わせが機器ごとに異なります。各機器と接続するときに押すべきボタンは付属の取説はもちろん製品の裏側に貼られた小さなシールに書いてありますが共通でないのはやや面倒です。

また、マルチペアリングなのか何なのかは知りませんが、例えばWindowsとペアリング後にSwitchとペアリングしてもWindowsとのペアリングが解除されるわけではなく、Switchの電源を切れば改めてWindowsとのペアリング操作は必要なく接続されるという謎便利な仕様でした。

今回試した3機種での操作感はいずれも良好。遅延も気にならなかったし、評価の高いサターンパッドに近い作りの方向キーは格ゲーで要求されるような複雑なコマンドも割とすんなり出せました。

Nintendo Switch

ペアリング時にM30側で押すボタンは「スタート(電源)+Y」。Switchの接続設定は割と面倒なので、接続後は画面の案内に従って登録操作をしておくと便利です。接続後はプロコントローラーとして認識されます。

アナログスティック以外のボタンは用意されているので、プロコン対応でアナログスティック必須のゲームでなければ遊べます。方向キーとABXYLRボタン以外のデフォルトの割り当ては下のとおり。

SwitchM30
ZLZ
ZRC
スタート(電源)
MODE(-)
ホームHOME(モザイク?)
キャプチャー

あとはAとB・XとYがそれぞれ任天堂製のコントローラーとは配置が逆なので注意。使いづらい場合はゲームごとに設定しましょう。

個人的に6ボタンパッドで嬉しいのは、スマブラの操作をすべて前面ボタンに割り振れること。ヌルゲーマーなのでどうしてもLとRがとっさに押せずに投げやガードで苦労していたので非常に助かっています。

Windows 10・macOS(High Sierra)

ペアリング時にM30側で押すボタンはWindows 10が「スタート(電源)+X」、macOSが「スタート(電源)+A」。

いずれもXboxコントローラーの互換品として認識している模様。とりあえずSteamで販売されていてコントローラーをサポートしているゲームなら問題なさそうです。今回は試していませんが、他のゲームもXInput対応なら動くんじゃないでしょうか。

Xbox(One/360)コントローラーの各ボタンに対応するボタン(方向キーとABXYLRボタン以外)は以下のとおり。

Xbox(One/360)M30
LBZ
RBC
リスト/STARTスタート(電源)
ビュー/BACKMODE(-)
しいたけXboxHOME(モザイク?)

Steamに溢れているドット絵のインディーゲームなんかはアナログスティックよりも方向キーで操作したほうが操作性も良さそうで雰囲気も出るんじゃないでしょうか。言わずもがな、このゲームパッドで遊ぶ『ソニックマニア』は最高オブ最高!これだけでも買った価値があるというものです。

以上、『8BitDo M30 Bluetooth Wireless GamePad』の感想でした。出来が悪けりゃ最悪ファンアイテム、ネタアイテムでもいいやと思って買いましたが思いのほか重宝しそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました