スター・ウォーズ フォース アンリーシュド

28歳にもなってゲームソフトを発売日に買ってしまいました。

ご覧のとおりスターウォーズのゲームなのですが、
「Wiiリモコンでライトセーバーが振れる」
「ジョージルーカスがストーリーを監修(したらしい)」
と言われてしまってはやってみないわけにはいかんのですよ。

ひと通り遊び終わったので、感想を書いてみます。

このゲームは映画のエピソード3と4の間の世界が舞台になっています。
プレイヤーは皇帝を倒して銀河を手中に治めようとするダースベイダーの秘密の弟子「アプランティス」になって、ベイダーの指示のもと様々なミッションをこなしていくというものです。

主人公のアプランティスはダースベイダーの弟子なので、もちろんライトセーバーやフォースを操る「ダーク・ジェダイ」。

Wiiリモコンを振ると画面の中のアプランティスもライトセーバーを振るのですが、Wiiリモコンの動きに完全に連動しているわけではなく、決まった方向(上から下・下から上・右から左・左から右・突きの5パターン)に動くだけ。とはいえライトセーバーを振り回している感覚は十分に味わえます。

むしろ特筆すべきはタイトルにもなっているフォースの方。
フォースはヌンチャクを使って操るのですが、映画のように相手を吹っ飛ばしたり、摑んで首を絞めたり、柱を壊して相手にぶつけたりするのはもちろん、ダークサイドならではの電撃ビリビリまで多彩な攻撃を楽しめます。

そんなジェダイ(?)気分を満喫できる本作ですが、ゲームとしての出来はちょっとイマイチ。

特に難易度は厳しいもので、ストーリーが進むほど遠慮なく増えていく敵の集中砲火で幾度となく倒れ、パターンや攻略法の全く見えないボスキャラを何度も倒れながらゴリ押しで倒していくという、「難しい」というか「理不尽」ともいえるもの。

また、理不尽なまでの難易度に対する救済措置なのか、ゲームオーバーという概念も薄く、ライフが0になると倒れたところとほとんど同じ場所からすぐに再開できるため、ゲームらしい緊張感もあまりありません。

ストーリーについてはエピソード4に繋ぐためには「こうなるしかない」流れで特に驚くほどではなく、ボリュームもそれほど大きくないのですが、映画と映画の間を補完するものとしては十分見応えのあるものでした。シリーズお馴染みの登場人物もストーリーにどんどん絡んでくるので、ファンにはたまらないんじゃないでしょうか。

そういう自分もいちファンとしてストーリーにグイグイ引き込まれ、理不尽で単調なゲーム性にもめげずに連休中はガッツリ遊んでしまいました。割と厳しく書いてしまいましたが、結構満足しています。

良くも悪くも「ゲームじゃなくても良かったけど、ゲームでなければ成り立たなかった」内容だと思いますが、ジェダイ(?)になりきって、より映画本編に近い未知のストーリーを追うことができる素晴らしいファンアイテムなんじゃないでしょうか。

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