いつも毒にも薬にもならない記事を書いている当ブログですが、本日の記事はより皆様の役に立たない記事であると自負しております。ただの『父親ポエム』です。それでも書きたいので、書かせていただきます。
昨日、我が家の長男が保育園を卒園しました。
妻の職場復帰が早く、生後5ヶ月から5年9ヶ月間もお世話になった保育園でした。
楽しい行事も多く、箸の持ち方や衣服のたたみ方などの日常生活に必要なことから、ひらがなの読み書きや時計の見方などの入学準備まで、色々なことを保育園にお任せしてしまいました。親として有難さを感じると同時に、不甲斐なさも感じていた5年9ヶ月間でもありました。
一時期は恥ずかしさからか、運動会やお遊戯会で何もしなくなってしまったこともあり親としてかなり心配しましたが、ここ2年程は色々なことに積極的で、卒園式でも元気に証書を受け取り、歌を唄ってくれました。
長男は毎日保育園に通うのが楽しみで、1日も嫌がることはありませんでした。平日に僕や妻が休みでも、保育園に行きたいとせがまれたほどです。
多少…いや、かなりマイペースでひとつのことに集中すると周りが見えなくなりがちな長男ですが、本人の持ち前の明るさと人懐っこさ、周囲の皆様の理解と優しさで孤立もせず楽しく過ごせたのだと思います。
良い先生方、良いお友達に恵まれた保育園生活だったのでしょう。こと保育園生活に関しては、長男に関わってくださったすべての方に、感謝以外の言葉がありません。
一方でプライベートでも、幼児期の長男は僕にとって特別な存在でした。
(次男は次男で別の意味で特別であることを付け加えておきます。)
仕事柄、休日出勤や夜勤があり、趣味に熱心でもある妻は家を空けることも多く、それこそ幼いころからふたりで過ごすことが多かった僕と長男。ふたりで過ごした多くの時間は、長男が人として成長するのと同時に、僕も人として、父親としての成長を実感することができました。
たくさん一緒に飯を食って、一緒に風呂に入って、一緒に寝て、遊びに行きました。ふたりで東京まで新幹線を見に行ったこともありました。どれも楽しい思い出です。
特に夜勤で母親がいない夜は、長男にとって寂しく心細いものだったでしょう。そんな時間を共に乗り越えた長男は、家族であり親子であるのはもちろん、ある意味で戦友であったと僕は勝手に思っています。
妻としては、もしかすると長男としても本意ではないかもしれませんがが、長男とふたりで過ごす時間をたくさんくれた妻にはとても感謝しています。
これからも彼との生活は続いていきますが、ただただ愛らしい幼児期の彼とはもうお別れです。どれだけ一緒に過ごしていても同じことを思うのでしょうが、もっともっと同じ時間を共有できていればと後悔しています。
今後も心身ともにどんどん成長していく長男とは、日に日に関わり方も変わってくることでしょう。どんなに彼が成長しても、僕が年老いても、良い関係を保っていたいと心から願っていますし、そういられるように努力を惜しまないようにしようと改めて心に決めた1日でした。
今はまだ難しいことはわからない君が、もしいつかどこかでこの文章を読んだとき、何かを感じてくれたらパパは嬉しいです。
何はともあれ卒園おめでとう。
君のこの先の人生がより良いものになることを祈っています。
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