※注)38歳のおじさんが10年以上前に発売されたカメラを愛でるだけの記事です。
かなり前に壊してしまったリコーのデジタルカメラ『GR Digital II』を久しぶりに起動したら、なんか知らんけど直ってました。
記憶が正しければ壊したのは2014年の7月、旅行先の竹富島でレンタルサイクルのカゴからアスファルトの地面に落としたのが故障の原因だったと思います。
壊れてからはオートフォーカスが利かなくなり、マクロモード以外ではピントが合わない状態になっていました。元々絞り開放状態でも被写体に相当寄らないと背景がボケないカメラだったので常時マクロモードでもやっていけそうではありましたが、現在も使用している『SONY RX100』を購入してからはほぼ出番がない状態になっていました。
そのカメラを久しぶりに起動したらなぜか直っていた、マクロモード以外でもピントが合うようになっていたというだけの話なのですが、なんで今更5年も前に壊れたカメラの話を嬉々として記事にしているかというと、僕がこのカメラを大好き過ぎるからです。「久しぶりに起動した~」なんて書いてますが、3ヶ月に1回ぐらいは電源入れて「コレだよコレ」ってやってましたからね。あー気持ち悪い。
誤解されたくないのですが、現在メインで使用しているRX100はホビーユースにも、家族の記録・記念写真を撮ることにも優れたとても良いカメラです。こちらも購入して5年近く経ち、若干調子も悪くなってきましたが、未だ絵作りに大きな不満はありません。
ただ自分の中ではどうしてもGR Digital IIには勝てない。自分の写真を腕を棚に上げて偉そうなことを言って恐縮ですが、RX100を幾ら使ってもGR Digital IIの手に吸い付くような感覚、体の一部になったような感覚に勝ることができません。GR Digital IIに慣れ過ぎてしまったのか、あるいはまだまだRX100で撮り足りないのかはわかりませんが、サイズ感も・ボタン配置も・操作感もGR Digital IIに軍配が上がります。
比較の対象はRX100だけではありません。以前GR(「Digital」の付かなくなった新しいシリーズ)に触れる機会がありましたがそれはそれ。若干のサイズ差でしたがやはりDigitalの付くGRとは異なる感覚でした。(これ書きながら調べてたらGR IIIはかなり小型化されてるみたいですね。あとでお店で見てこようかな…。)
フィルムカメラならいざ知らず、進化の著しいデジタルカメラで古いものに拘り続けるのは本意ではないんですけどね…。どうしましょう。
そんなこんなで偶然にも連休前に奇跡の復活を果たしたGR Digital II。泊りがけの旅行に行くような連休ではありませんでしたがちょこちょこと外出していたので数年ぶりに持ち歩いてみました。下っ手糞な写真ばかりですが、ご査収ください。(以下、リサイズのみの未加工です。)
若干カメラ側の設定をいじってますが、GR Digital IIはシャープに写るモノクロが好みです。
持ち歩いているうちにセンサーにホコリが入り込んでしまったのか、絞った時に変な形の影が写り込むようになってしまいました(上の写真の木の上のところ)。そういえばレンズ交換式じゃないくせにホコリが入りやすいカメラでしたね…。もうメーカーでも修理してくれないし自分で分解する勇気もないし、どうしたものかな。
個人的には大好きなカメラですが、センサーにホコリも付いていないもっとよく写るカメラ(RX100)があるのに古いカメラを持ち歩き続けるというのは、特に子供の成長を記録するのに申し訳ない気がします。たまに会う友人として、ときどき持ち出す程度にしておこうかな。
それはそうと、かれこれ5年ぐらいカメラを買ってないし、RX100も少々調子が悪かったりします。そろそろ新しいカメラのことも考えたいところです。
GRD4、中古で16,000円(※当記事執筆時)ぐらいで買えるのか…。
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