『メガドライブミニ』発売に寄せて

2019年9月19日、今日は待ちに待った『メガドライブミニ』の発売日だ。

本当は有給を取ってアマゾンから届くのを玄関前で正座して待ちたいぐらいの気持ちだったけど、色々な事情があってやめた。今夜を楽しみにしつつ、普通に出勤することにした。

いつかブログでメガドライブの思い出を記事にしたいと思っていたけど、今日ほどふさわしい日はないだろうと思い、仕事の休憩時間を使って書き始めた。あとで大幅に加筆修正するかもしれないけど、この日この時間に公開することに意味があると思って書いています。乱筆乱文ご容赦ください。

また、本当にただの思い出話なのでクソの役にも立たない記事です。こちらもご容赦ください。

メガドライブとの出会いは小学6年生の時、通学路に面したハローマックだった。任天堂一強だった時期、なぜかそのハローマックは入口を入ってすぐの一等地にメガドライブの試遊台を置いていて、そのメガドライブに挿されていたROMが『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』だった。今までのゲームで見たことがないほど高速で画面内を走り回るソニックに魅了され、僕は幾度となくハローマックに足を運んだ。そのハローマックで開催されたタイムアタックコンテストにも参加し、記念にもらったメダルは今でも大切に持っている。

当時家にはまだファミコンとゲームボーイしかなく、次に手に入れるならスーファミだとなんとなく思っていたが、メガドライブとの出会いでこの考えが一変した。「メガドライブが欲しい、自宅で思う存分ソニックをやりたい。」と。とはいえ厳しくはなくとも何のきっかけもなくホイホイとゲームを買ってもらえるような家庭ではなかったので、当時2万円以上したゲーム機は我が家にはやって来なかった。

中学1年生なってすぐ衝撃のニュースが飛び込んできた。本体価格が1万円近く下がった『メガドライブ2』の発売である。お年玉が残っていたのか、誕生日プレゼント分でも前借りしたのか、もはや財源は記憶にないけど、無謀にも自転車で買いに行ったことだけは覚えている。しかもメガドライブとの出会いを作ってくれたハローマックではなく、別のゲーム屋へ…。本体と一緒に購入したソフトはもちろん『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』。新品が購入できず、パッケージが少し日に焼けた中古のソニック2が最初のソフトになった。

その後は言うまでもなく、ゲーム…もといメガドライブ漬けの日々。いいか悪いかは別として本当に今思い出しても「メガドライブばっかりやってたなぁ」と。ゲームに費やす時間も相当だったし、小遣いやお年玉(親戚が多かったのでそこそこの額になった)はほとんどソフトに消えた。学校に行けば同じメガドラユーザー(同じ学校にふたりいた!)と情報交換し、週に一度の塾通いの際には同じビルに入っていたファミコンショップで市場調査、愛読書は『BEEP! メガドライブ』と本当にメガドライブを軸に生活していたなという印象。

ソニックシリーズ、ガンスターヒーローズ、ダイナマイトへッディー、ランドストーカー、ベアナックルⅡ、シャイニングフォースⅡ、スーパーストリートファイターⅡ、コラムスⅢ、ストーリーオブトア…などなど主にメガドラ後期を彩った作品で遊びに遊んだ。

セガサターンが発売された1994年には中学2年生になっていた。もちろん価格が価格だったのですぐには買えず、加えて親からは「来年は受験生、新ハードは高校に入ってから」と言われてしまう。ちょっとは勉強に専念しろということだろう。とりあえずサターンの購入は諦めたものの、受験生になってもメガドライブはやめなかった。それどころか「これはハードじゃなくてカセット!」という意味不明な言い訳をしてスーパー32Xを買う始末。サターンに憧れを抱きつつもバーチャレーシングデラックス、メタルヘッド、カオティクス、バーチャファイター…飽きることなくゲームを続けた。受験の結果は言わずもがな。

その後もサターン、ドリームキャストと買い続け、セガのハード事業撤退後はパンツァードラグーンの続編が出るという理由でXboxを購入した。結婚して子供ができ、自由にできる時間やお金が少なくなってもできる範囲でセガという文化に触れてきた。

1年半前にメガドライブミニが発表されたときは興奮した。それから今日まで小出しにされる収録ソフトのラインアップや関連製品、裏話に心を躍らせ、ワクワクした。この1年半で購入価格分…いや、それ以上に楽しませてもらったと思っているのに、まだまだ本番はこれからだ。

収録ソフトのラインアップも僕にとっては理想的だ。当時夢中で遊び、自分にとって思い出深いソフトと予算の都合で泣く泣く購入をあきらめたソフトがバランスよく収録されており、長く楽しめそうだ。幽遊白書はこれまでアニメにも漫画にも触れてこなかったけど、魔強統一選を存分に楽しむため、お盆休みに単行本を全巻読破した。とはいえ最初に遊ぶゲームはまだ決まっていない。起動したときの直感で選びたいと思っている。

何はともあれ準備は万全だ、家に帰ったら思いっきり楽しんでやる!
(※できるかどうかは今日の子供たちのご機嫌次第だが…)

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