サンシャイン水族館に行ってきました

先日の石垣島旅行ですっかり海の生き物好きになった3歳の息子を連れて『サンシャイン水族館』に行ってきました。

サンシャイン水族館エントランス

小さい、でも楽しい

さてこの『サンシャイン水族館』、超々有名な水族館なのでご存じの方も多いかと思いますが、海から離れたビルの屋上にあるという、改めて考えるととても変わった立地の水族館です。

ビルの屋上という条件では高さや重量など制約も多いのでしょう。面積もそれほど広いわけではなく、海辺の水族館にあるような巨大な水槽もありません。

たぶん展示されている生き物の中でいちばんデカいのは大きな成魚でも体長3〜3.5mぐらいにしかならないトラフザメとかピラルクー(実際に水族館で展示されているトラフザメはもう少し小さかったと思います。ピラルクーはじっくり見ることができませんでした。)あたりでしょうか。大型のサメやクジラなどの生き物は展示されていない、比較的小規模な水族館でした。

大水槽『サンシャインラグーン』

とはいえそれらの制約を制約とは感じさせないほど展示されている生き物の種類は多種多様。カクレクマノミやチンアナゴなどの人気者も多いツボを押さえたラインナップでした。展示方法やショーも凝っていて、親子共々楽しく過ごすことができました。

特に印象的なのは『サンシャインアクアリング』。下の写真ではちょっとわかりづらいけど、屋外に設置されたドーナツ型の水槽でアシカがぐるぐる泳いでいます。まるでアシカが都会の空を泳いでいるように見えるのがウリのようです。

サンシャインアクアリング

水槽の底面も透明なので、泳いでいるアシカを真下から眺めることもできます。ビルとアシカを一緒に見ることができるのはここだけかもしれません。

サンシャインアクアリングを泳ぐアシカを真下から

個人的にはトンネル状のクラゲ展示エリア『ふありうむ』が幻想的で心に残りました。クラゲの種類ごとに水槽の形が違っていたのも面白かったです。息子と一緒だと自分の気に入った展示が落ち着いて見られないのが悔しいところ。もっとじっくり見たかったなぁ。

クラゲ

館内のレストランで食べられる食事も工夫が多くて楽しいです。写真は『カクレクマノミロコモコ』、ロコモコのごはんの部分がカクレクマノミの形になっています。

カクレクマノミロコモコ

ほかにも期間限定で『ピラニアの姿揚げ』なんてものも提供されていました。そのときはどうにも食べる気になりませんでしたが、よくよく考えてみたらピラニアを食べるなんて貴重な体験、帰宅してから食べてみれば良かったと激しく後悔しました。

小さいことは、むしろいいこと

展示はとても素晴らしいサンシャイン水族館ですが、やや小規模であることは事実。でも子連れで他県から訪れる僕たちのような家族にとっては丁度いい規模でした。

3歳ぐらいの子どもは、興味のあるものは何度も繰り返し見に行きます。ウチの息子も例外ではなく、最初にざっと一周見たあとはカクレクマノミ見るためにもう一周、アザラシ見るためにもう一周と数えきれないぐらい館内をグルグルと歩き続けました。水族館も含めた展示系の施設はだいたい順路が決まっていて自由に動ける状況ではない場合も多いので、何周もすることになる子連れにはあまり広くない方が助かったりもします。実際、サンシャイン水族館は程よい広さで何周してもヘトヘトにはならず助かりました。

マンボウを眺める息子(たぶん4周目ぐらい)

また、子どもは水族館だけで満足かもしれませんが、親としてはわざわざ東京まで来たのだから水族館以外にも立ち寄りたいところです。サンシャイン水族館が小規模なおかげか1日がっつり遊ばなくても息子が満足してくれたので、その後は都内で買い物を楽しむことができました。

「ついでに寄ってみる?」ができる都市型水族館でした。

子連れで水族館というと、ほぼ1日使って遊ぶような印象がありましたが、サンシャイン水族館はこれまで行った水族館とはかなり異なるカジュアルな印象を受けました。カジュアルと言っても展示は本格的。短時間でも十分満足できる都市型水族館でした。

何かのついででも楽しめるし、水族館に対するイメージも変わるかもしれません。水族館はちょっと苦手という方にも軽い気持ちでぜひ行ってみていただきたいスポットです。

水槽を眺める妻と息子

ちなみに当日は土曜日、10時〜14時ぐらいまで約4時間を館内で過ごしました。午前中は人こそ多いものの快適に見て回ることができましたが、午後に入ってからは人で水槽が見えないぐらい混雑していました。ゆっくり見るなら午前中、開館と同時の入館がオススメです。

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