日帰りざっくり日光旅行

今更ですがシルバーウィークに家族で日光へ日帰り旅行に行ってきました。
行先もやってることもベタベタですが、いちおう記事にしておきます。

シルバーウィークの旅行記事なので、この記事に紅葉情報はほぼありません。期待してアクセスして下さった方、ごめんなさい。

明智平(ロープウェイ)

まずはいろは坂を登り切ったところにある明智平のロープウェイから。この日は自宅の水戸市(茨城県)から明智平まで、2時間弱で着きました。

ロープウェイで登ったところにある展望台からは奥日光の景色が一望できます。特に華厳の滝と中禅寺湖の位置関係が作ったように素晴らしい。スーファミのRPGのオープニングデモなんかで冒険する世界をざっくり紹介するような映像があるけど、イメージ的にはそんな感じ。中禅寺湖あたりに向かうならわくわく必至なので是非立ち寄っていただきたいスポットです。

明知平展望台からの眺め

明知平展望台からの眺め

中禅寺湖

続いて中禅寺湖。息子たっての希望でスワンボートに乗りました。男体山など、スワンボートから湖越しに見る風景は陸上から見るのとまた違った美しさがあります。それだけに、スワンボートは視界が悪くてせっかくの景色が見づらいのが勿体ない。子どもと乗るのは楽しいけど、カップルやご夫婦には視界の広い手漕ぎボートなどをおススメしたいところです。

ボートから眺める男体山

ボートから眺める男体山

スワンボートを降りてすぐ、やはり息子の希望で遊覧船へ。ボートの直後に船とかふざけんなと思いましたが、「どーしてものりたいっ!おねがいっ!」と懇願されたので折れました。

遊覧船 結構デカいです

遊覧船 結構デカいです

遊覧船で中禅寺湖の内側をぐるっと一周するのにかかる時間は約1時間。息子は落ち着きなく船内とデッキを行ったり来たりしながらも飽きる様子はなく満喫しているようでした。船内放送では絶えずスポットごとの解説(季節ごとの見どころや歴史、特産物などなど)が流れているので、中禅寺湖のことをより深く知りたい方にはいいかもしれません。

昼食

『新月』の『ゆばそば』

『新月』の『ゆばそば』

昼食は中禅寺湖畔の蕎麦屋『新月』で、温かい『ゆばそば』をいただきました。息子が冷たいざるそばを頼んだので食べ比べることができましたが、冷温どちらも細切りで変なクセがなく、とても良い喉越しでした。ゆばそばには巻きゆばとゆばさしが添えられていましたが、特にゆばさしは豆乳の風味が豊かで2枚3枚と食べたくなるおいしさ。ゆばさしを単品で注文すればよかったと今更ながら後悔しています。

竜頭ノ滝

竜頭ノ滝

竜頭ノ滝

昼食後は中禅寺湖をあとにして、さらに奥の竜頭ノ滝へ。滝つぼのあたりで流れがふたつに分かれており、それぞれ流れ方が異なるおもしろい滝です。

息子は滝なんて見てもつまらないんじゃないかと思いましたが、水の流れる勢いと動きに興味を持ったようで、思ったよりも長い時間眺めていました。ちなみに息子曰く、向かって左側が『すべりだいのたき』右側が『かいだんのたき』だそうで。幼児の発想と発言は自由でうらやましいです。

この竜頭ノ滝は、観爆台そのものが食事処兼売店になっています。ここで見つけて思わず買ってしまったのが『ゆばキャン』なるおやつ(?)

ゆばキャン

ゆばキャン

売店のポップによると、

日光ゆばの絞りたて豆乳を練りこんだお餅でパリッとしたウインナーを包み込みました!

とのこと。蕎麦屋のゆばさしがおいしかったこともあり『ゆば』というフレーズにつられて買ってみましたが、ゆばさしのような強い豆乳の香りを期待して食べるとちょっと物足りない感じでした。先にポップをちゃんと見ればよかったのですが、ゆばさしのあまりのうまさにやや妄信的になっていました。ゆばっぽさを堪能できるかどうかは微妙ですが、ひとつの食べ物としてはおいしかったです。例えて言うなら「和風アメリカンドッグ」といったところでしょうか?

湯滝

湯滝

湯滝 滝つぼ付近の観爆台から

竜頭ノ滝で思ったよりもいい反応を示してくれた息子に気を良くした単純な僕たち夫婦は、続いて湯滝に向かいました。その単純な性格の両親のDNAを受け継いだ息子は、竜頭ノ滝より高低差があり勢いよく水が打ち付けられる湯滝を見て案の定テンション上昇。竜頭ノ滝ほどじっくり眺めているわけではありませんでしたが、観爆台ではかなりゴキゲンでした。

湯滝はすぐ隣に階段が敷かれていて、滝の真横から水の流れる様子を見ることができます。水しぶきを浴びてしまうほど間近で横から眺める滝は下からながめるものとはまた違った表情でした。

湯滝を真横から眺める

湯滝 滝のすぐ隣の階段で真横から

湯滝でちょっと残念だったのは、滝つぼのすぐ近くに『ヤマザキワイショップ』があったこと。滝の駐車場では環境保護を名目に駐車料金を徴収しているのに、いざ滝つぼに行ったらコンビニとかガッカリです。売店があるのは構わないけど、コンビニじゃなくてもうちょっと雰囲気のある売店みたいなものの方がいいと思うんですけどねぇ。

明治の館でチーズケーキ

早起きをして尚且つ元気に遊んだ息子は限界寸前。出発前は夕食まで日光でと考えていましたが、夕方近くに帰路につくことにしました。お土産を買うためにいろは坂を下り、日光市街へ。せっかくなので日光名物『明治の館』のチーズケーキ(ニルバーナ)を食べていくことにしました。

日光と言えばチーズケーキ、チーズケーキと言えば明治の館

日光と言えばチーズケーキ、チーズケーキと言えば明治の館

今でこそ写真のような白いチーズケーキは珍しくありませんが、栃木県出身の妻曰く「きつね色のチーズケーキばかりだった時代に食べた明治の館の白いチーズケーキは衝撃だった」とのこと。僕はそのへんのことはサッパリですが、チーズの風味が引き立つ甘さ控えめのケーキは確かに絶品です。

明治の館はその名が示すとおり、明治時代の建造物がそのままレストランになっています。建物は有形文化財にも登録されており、雰囲気のある建物の中での食事はもちろん、見に行くだけでも価値がありそうです。

『明治の館』 外観

『明治の館』 外観

まとめとその他雑感

冒頭にも書かせていただきましたが、ずいぶんベタなところを周ったかなりザックリとした日帰り旅行でした。いつものことですが、幼児(息子)との外出は親の目論見通りに事が進みません。それでも奥日光は僕たち夫婦にとって思い入れのある場所なので、ここに息子を連れてこられたのは嬉しいことでした。随分私的な日記っぽくなってしまいましたが、なにかひとつでも皆さんの参考になることがあれば幸いです。

紅葉ではありませんでした

9月も中旬に近い下旬だったので当然と言えば当然ですが、掲載した写真からもおわかりのとおり、まだまだ紅葉はしていませんでした。車で通り過ぎた程度なので写真はありませんが、湯ノ湖畔には数本ですが紅葉している木を見ることができました。

今まで奥日光は紅葉の時期ばかり狙って行っていましたが、今回の日帰り旅行で紅葉の時期以外に来るのも悪くないと思いました。新緑の時期なんかに訪れても気持ちよさそうです。

渋滞ナシ、観光客そこそこで快適でしたが…

紅葉の時期を外したこともあり、行きも帰りも大きな渋滞にはまることはありませんでした。日光市街はやや渋滞していましたが奥日光はほとんど渋滞はなく、いろは坂もスイスイ上り下りできました。

渋滞はほとんどありませんでしたが、連休の真ん中ということもあってか奥日光も観光客が多く、いわゆる『たまたま人の少ない時期の観光地に来てしまった気まずさ』みたいなものはありませんでした。

ただ奥日光、特に中禅寺湖付近のさびれ具合というか、数年前に来た時よりも閉まっている店が多かったのは少し気になりました。紅葉の時期なればその時だけ開店する店もあるのかもしれませんが、少し寂しい印象を受けました。奥日光は比較的気軽に行ける距離で雰囲気も良く、個人的に気に入っている観光地のひとつなので、もっと賑わいのある元気な場所であって欲しいと願うばかりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました