早いもので2019年も12月を迎えてしまいましたが、今年は現段階でこの記事を含めて11本しか書くことができていません。去年の7本に比べたら若干マシではありますが、それでも酷い有様です。月報かよ。
書きたい気持ちもあるし書きたいことも沢山あるので、ただただ遊びたい欲や睡魔に負けてしまう自分の心の弱さ、遅筆に始まる文章を書くテクニックのなさが原因ではありますが、そんなことを棚に上げて「環境や場所を選ばずに気軽に文章を書ける環境があればもっと更新できるのでは?」と下書きの環境を模索し始めたわけであります。
いろいろ試して最終的にたどり着いたのが今回のタイトルにもなっている『Simplenote』。WordPress.comなどを運営するAutomatticの提供するメモアプリで、今のところ無料で使用することができます。
今までどうしていたか
Dropboxにテキストファイルを保存し、環境毎に任意のテキストエディタ(Windowsでは『Mery』・macでは『CotEditor』・AndroidではDropboxのファイルを直接開ける『JotterPad』)を使用していました。
自分がメインで使用する端末ならインストールしたDropboxで常に同期をとっておいて使い慣れたエディタを使えるので凄くいいんですが、問題はDropboxにはブラウザで使える純正のテキストエディタがない(『Paper』はちょっと別口な気がするのでここでは。)こと。ブログの下書きの為にわざわざ環境を作りたくない家族共用のPCなどではブラウザからサクッと編集できれば…と思っていました。
Simplenoteを選んだ理由
シンプル
「アプリ名のとおり非常にシンプル」もうこの一言に尽きます。
扱えるフォーマットはプレーンテキストとMarkdownのみ。Markdownを使用するかどうかはドキュメント毎に設定することが可能。画像を貼り付けたりテキストを装飾する機能などはなくただただテキストを入力するのみですが、個人的にはそれがいい。
できることがシンプルなら画面もシンプル。UIも最低限で幾つかのボタンなどはあるものの、ほぼ白い背景に黒い文字が浮かぶのみでなので集中して文章を書くことができます。(※ダークモードもあるのでお好みで。)
シンプルさが売りのアプリですが、タグで複数の文書を管理する機能や、文章を過去の任意の状態に戻せるヒストリー機能、ほかのユーザーとシェアする機能や公開する機能などなど、管理・補助系の機能は必要最低限揃っている印象です。
今のところブログの下書きにしか使っていないのでこのへんの機能は全く活用していませんが、メモなど下書き以外の用途に使うようになったらタグ付けぐらいはするようになるかもしれません。
クロスプラットフォーム
ブラウザからも操作できるほか、Windows・macOS・Linux・iOS・Androidそれぞれに専用アプリが用意されています。ちゃんと今どきのアプリらしく作成した文書はクラウドに自動保存→同期されるので、「自宅でブラウザから書いていた文章の続きを出先でスマホアプリから…」ということも勿論可能。
PCで作業するときはブラウザ版で問題ありませんが、出先からスマホで作業するのは空き時間にちょっと書いたりすることも多いので、サクッと起動できる専用アプリは有難いです。
シンプル故にどの環境でもUIが大きく変わらないのもいいところ。環境が変わっても違和感なく文章を書くことができます。
比較検討したサービスやアプリ
Simplenoteの決定打は「ブログの下書きに十分なプレーンテキストを最も簡単に扱える」という点だったので、ほかのサービスはそのあたりが一歩及ばなかったというだけの話です。
この記事を書くために果たしてどこに差があったのだろうと、同じようなことができるGoogle ドライブ・OneDrive・OneNote、Evernote・Dropbox(Paper)などを改めてひと通り試用してみましたが、別にどれでも良かったんじゃないかと思うぐらいどれも良いツールではあるんですよね。今試してみるとプレーンテキストに拘りを持つ意味があったかすら怪しくなってくる有様…。
ただやはり、プレーンテキストをサクッと扱うという点で見ると、他のツールは動作がもっさりしたり、それ単体では成立せず連携アプリやツールが必要だったり、どこか引っかかる部分が出てくる。
装飾の(必要)ない文章だけを、環境を超えてどこでもサクッと編集できるという意味では、今のところSimplenoteが一番かなぁというところです。
というわけで、ブログの下書き環境を『Simplenote』に変更した話でした。ある意味ずっと理想としていたツールを手に入れてしまったので、あとは自分の意志と執筆技術のみ。今年も残すところ1ヶ月を切っていますが、「来年こそ…」と言わず、すぐに頑張っていきたいところ…ですがはてさて。
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