ちょっと前(ゴールデンウィーク前)に『横浜・八景島シーパラダイス』に行ってきました。
妻と息子は前に一度来たことがありますが、そのとき体調を崩した僕は初めての八景島。前回行けなくて悔しい思いをしたので、今回は楽しみにしていました。念願の八景島だったので、写真多めで紹介しますよ。
いざ八景島へ
朝の7時過ぎに水戸の自宅を出て、到着したのは10時前ぐらい。移動時間は首都高の渋滞込みで2時間半といったところでした。
一般客向けの駐車場は本土(?)にあり、本土と八景島をつなぐ橋『マリンゲート』を徒歩で渡って上陸します。妻によると「以前日曜日に来たときはとても混んでいてやっと歩けた」とのことですが、平日の開園前で天気もイマイチということもあってか、橋はガラガラ。息子が喜んでダッシュしてました。
というわけで、八景島へ上陸。
広い人工島に水族館・公園・遊園地などが整備されている複合アミューズメント施設です。幼児を連れては1日で遊びきれそうにもありません。
今回は水族館が目的で行ってきたので、そっち関連の施設を中心にご紹介したいと思います。
アクアミュージアム
八景島に上陸してすぐ左手に見えるピラミッド型の建物。水族館としてはこの建物がメインになります。普通ならこの建物ひとつで水族館として成立するぐらいの規模ですが、八景島にはこのほかにも複数の施設があります。そのへんは後述するとして、まずはこのアクアミュージアムの中を見ていきましょう。
まずは八景島シーパラダイスの主役と言っても過言ではなかろう『ジンベエザメ』。巨体が優雅にゆったりと泳ぐ姿は、迫力があり美しいです。展示されている多くの生き物のなかでもガラスの前を横切るたびに「おぉー」と驚きにも似た歓声が上がるのはジンベエザメだけではないでしょうか。
続いて巨大水槽で展示されているイワシ。だいたい5万匹(!)ぐらいいるようです。1匹1匹は小さな魚ですが、群で波打つようにまとまって泳ぐ姿は美しいアートでも見ているようです。
ちなみにこの水槽ではサメやエイも一緒に飼育されています。たまに食われるイワシがいるとは聞いていましたが、この日もエイに食われそうになりながらも無事逃げ延びるイワシの姿があり、なんとも言えない気持ちになりました。
もちろん海水魚だけではなく、淡水魚も多く展示されています。コイの展示の前には餌の入ったガチャガチャが設置されていて餌やりができるようになっていました。
水族館の定番『イルカ(たちの)ショー』も勿論あります。いくつかの水族館でショーを観ましたが、水槽も大きめで出演動物も多い、結構規模の大きなショーだったと思います。バンドウイルカ(2頭)・カマイルカ(3頭)・オキゴンドウ(1頭)の計6頭が同時に出演するステージなんかもあって圧巻でした。
ちなみにショーをやってるプールはジンベエザメの水槽も兼ねていて、ショーの最中もプールの底を巨大なジンベエザメがぐるぐる泳いでます。ショーも楽しいけどジンベエザメも気になっちゃってもうワケわかんない、でも楽しい。
ショーにはペリカンなんかも登場します。プールの中央に設置された浮島まで行って帰ってくる『3ヶ月間特訓を重ねた、ここでしか観られないショー』です。やっていることはシンプルですが、ペリカンのなかなか飛ばない具合と司会のお姉さんの上手なおしゃべりがうまく融合して面白いショーに仕上がっています。
ドルフィンファンタジー
続いて『ドルフィンファンタジー』へ。先程のアクアミュージアムと比べるとかなり小さな建物です。
建物の中はイルカのトンネルと、それを抜けた先に円柱状の大きな水槽があるというシンプルな構造。
イルカのトンネルにはバンドウイルカと南国で見られるような鮮やかな魚が展示されています。天井から直接太陽光が降り注ぎ、とても神秘的な空間でした。建物の外の看板によると、ここをバージンロードにして結婚式もできるみたい。こういうところでやる結婚式に一度参加してみたいものです。
トンネルを抜けた先の円柱上の水槽には先月まで大きなマンボウが展示されていたようですが、亡くなってしまったとのこと。トンネルだけでも十分魅力的ですが、展示演出上この水槽にマンボウがいることで建物として成立しそうな印象でもあります。今は只々マンボウのご冥福を祈るばかりですが、また新たな展示に期待したいです。
昼食
お昼は敷地内の『大吉ラーメン』で『八景島ラーメン』をいただきました。入っている具のそれぞれが八景島の名に相応しいかはともかく、水族館っぽいラーメンでいい雰囲気です。『釜揚げしらすラーメン』なんかもあったので、そちらも神奈川名物っぽくていいかもしれません。
敷地内にはレストランやショップもたくさんありますが、平日のせいか客足もまばらだったり規模を縮小して営業していたりでちょっと寂しい感じでした。空いていたとはいえそれなりに活気のあった水族館施設と比べるとより寂しく感じます。
うみファーム
続いて『うみファーム』。港の桟橋に作られた学習色がやや強めの施設です。
ここでは釣った魚をその場で調理してもらえるということで、早速息子と一緒にギンザケを釣り上げてフライにしてもらいました。揚げたてサクサク、フワッとした白身が美味でした。調理場もガラス張りになっていて、釣り上げた直後は生きていた魚が捌かれてフライになる過程が見られるので食育にもいいですね。
このほか『うみファーム』では、湾を利用して自然に近い状態の生き物を観察したりクラゲを捕まえてみたりできるようですが、この日は風が強く桟橋は特に寒かったので早々に退散してしまいました。
ふれあいラグーン
最後は『ふれあいラグーン』です。施設の名前のとおり、イルカをはじめとする海の生き物たちとふれあうことができます。
島の入口から見て一番奥にある施設ですが、水族館に生き物とのふれあいを期待するならほかの施設には脇目も振らず直行しましょう。こういう施設があることを知らずに行った僕たちはほかの施設をひととおり楽しんで夕方に近くなってからたどり着いたのですが、この日最後の「イルカとあくしゅ」の受付に間に合わず、息子に泣かれました。
事前予約が必要なプログラムもあるので、お出かけ前には一度ウェブサイトをチェックしておくといいかもしれません。
残念ながらイルカと握手することはできませんでしたが、アシカとオタリアのショーのあと、アシカの背中に触ることができました。息子の機嫌も良くなって助かった。
ほかにも『ふれあいラグーン』では、アザラシやペンギンの展示スペース内に入って間近で見たり触れたりできる『ウォーキングツアー』に参加しました。荷物の持ち込みが禁止されていたので写真が撮れなかったのは残念ですが、アザラシに餌を投げたり普段は触れないペンギンの背中をナデナデできたのは面白かったですよ。
まとめ
たまたま夫婦そろって平日に休みが取れて思いついたように行ってしまった今回の八景島。リサーチ不足で残念な点もありましたが、巨大で趣向を凝らした水族館施設と息子の生き物好きのおかげで、余裕で1日遊べました。次回はちゃんとイルカとふれあえるよう、計画的に連れて行ってあげようと思います。
水族館とか特定の分野に絞った施設って「喜ぶかな?」と思って連れて行くと、意外と子どもが乗り気じゃなかったりして「あれっ?」ってなることもありますが、ここなら遊園地も併設されているのでそんなことがあってもカバーできそうです。八景島そのものには無料で入ることができるので、着いてから何をするのか決めてもいいかもしれません。
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