さかのぼること1月下旬、友人と群馬県の伊香保温泉に行ってきました。
年に1~2回程度しか会えない旧友で「酒を飲みながら近況報告ができて、ついでに温泉にでも浸かってゆっくりできればばいい」ぐらいのゆるい1泊2日でしたので、ゆるく紹介しておきます。
出発→現地まで
集合場所となった宇都宮市の友人宅から伊香保温泉のある群馬県渋川町までは、高速道路を利用して約1時間半程度。
この日は晴れてはいたものの、前日に降った雪の影響で伊香保温泉周辺は結構な積雪。現地の方曰く、伊香保温泉はあまり雪は降らずこれほどの積雪は珍しいとのこと。
旅館
到着したのが3時近くだったので、とりあえず旅館にチェックイン。宿泊したのは石段の中ごろにある『石坂旅館』。素泊まりでひとり1泊7,000円。
決して新しくきれいな旅館とは言えませんが、古いなりにも手は行き届いており、スタッフの方も親切丁寧で気持ちよく宿泊できました。
この旅館のいいところは何といっても伊香保温泉を象徴する石段のちょうど中間地点ぐらいに位置し、ほぼ隣接していること。旅館から石段の通りに出るまで1分とかかりません。石段散策が目的なら最高のロケーションです。
源泉かけ流しという大浴場は、濁りと多少の滑りのある泉質で湯上り後はお肌ツルツル。ややぬるめなので熱い温泉が苦手な方でも長風呂できます。
石段
上述していますが、伊香保温泉といえば石段。365段あるという石段の左右には旅館・飲食店・土産物屋・射的屋などが並びます。非日常的な雰囲気がたまりません。
いろんな店をまわってウロウロするのは楽しいのですが、いかんせん通路が階段なので昇り降りが辛い。美味そうなものを見つけて「後で…」なんて思っても面倒でなかなか戻る気になれません。散策にあたっては事前の入念な下調べか、それができなければ即買い・即食いする勢いが必要です。
僕たちは昼食後に上から下まで1往復。玉こんにゃく食べたり酒屋で部屋飲み用の酒を買ったりしました。
ちなみに石段を下りきったところにはコンビニ(ローソン)があります。財布の中が寂しくなってきたらこちらのATMを利用しましょう。
食事
1日目の昼食から2日目の朝食まで、淡々と書いていきます。
1日目 昼食
昼食と言っても現地に到着したのが午後3時。いくつか店先を覗いて昼のラストオーダーギリギリに飛び込んだのは石段沿いの『つるや食堂』。こちらで看板メニューと思われるけんちんうどんをいただきました。
けんちん(そば)と言えば僕の故郷茨城の名物のひとつでもちろん僕も大好き。一方で伊香保といえば日本三大うどんとされる『水沢うどん』が有名。この組み合わせには期待が膨らみます。
けんちんは結構濃いめの味付け、加えてつゆも濃いめ、とはいえしょっぱすぎるとかそういうわけではなくちょうどいい濃さ。加えて寒かったこの日には体が温まり美味しくいただきました。
1日目 夕食
夕食は旅館近くの2軒をはしご。
まずは台湾料理の『居酒屋 香』
台湾風の卵焼きと羽付き餃子でビールを1杯。卵焼きはふわふわ食感の卵とシャキシャキ食感の根菜(レンコン?)のコントラストが楽しくも美味しい一品。羽付き餃子は厚めのモチモチした皮と具沢山のタネでビールがすすみます。
2軒目は郷土料理の店『再会』
外観写真は撮り忘れました。お通しの焼き銀杏が旨すぎておかわりw
あとは煮物の盛り合わせ、手打ちそばなどを注文。
ここに来たらぜひ食べていただきたいのは手打ちそば。ツルツルでのど越しがいいのでほとんど噛まずに胃に吸い込まれていきますが、そばの香りが強く鼻をガツンと通ります。つゆも香り豊かでとても旨く、あとから出てくる濃い蕎麦湯との相性も非常に良かったです。酒のつまみにと3人で1杯注文しましたが、旨すぎてこれもおかわり。
ほかにもよもぎもちなど気になるメニューもありましたが、さすがにお腹いっぱいになってしまったのでした。
旅館に帰ってからは、昼間に石段の酒屋で買った酒で飲みなおし。
僕が飲んだのは地ビールの『石段物語』。地ビールというと経験上クセが強いイメージがありましたが、これはスッキリしていて飲みやすかったです。
2日目 朝食
旅館で朝風呂に入り、ゆっくりチェックアウト。帰路につきながら水沢うどんの元祖とも言われている『田丸屋』へ。
さすが元祖というべきか、店舗は外装も内装もかなり立派。朝食にはかなり遅く、昼食には早い11時ごろの来店でしたがほぼ満席という盛況ぶりでした。
で、ここでは胡麻と醤油の2色つゆが付いた『もりうどん』を注文。コシが強くも口あたりの良い麺はどちらのつゆにも良く合います。最後のひと口はどちらのつゆにするか相当悩みましたが、スタンダードな醤油で締めました。
最後は『上州物産館』に立ち寄り、家族へのお土産を買って伊香保温泉の旅はおしまい。旧友とゆっくり過ごせた良い1泊2日でした。
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