縁があって柳沢絵美さんという方の一人芝居
「雪月花隅田川風（せつげっかすみだがわのかぜ）」を観てきました。
一人芝居というものを初めて観ましたが、とてもおもしろかったです。
正直、一人でやる芝居なんて制約も多いだろうし、
テンポも悪いだろうと思っていたけど、いい意味で裏切られました。
自分が想像していた一人芝居の限界なんて簡単に超えられちゃった感じです。
当然一人芝居なので、相手がいるかのように演じることが多いのですが、
パントマイムのように演じることが上手でパワーもある役者さんの演技で
ステージにぐいぐい引き込まれました。
テンポが良く、話の理解に必要な情報が自然に織り込まれた脚本も秀逸でした。
誰もが知っているような「江戸」や「奉行所」が舞台だったのも、
一歩間違えると難解になりそうな一人芝居への選択としては良かったと思います。
役者さんや脚本の方には、「おもしろかった、ありがとう」という言葉よりも
「観る前から勝手にいろいろ決めつけてごめんなさい」と言いたい感じです。
おもしろいエンタテインメントをつくる上でいちばん大切なものは、
予算ではなくアイデアや情熱だと改めて実感できた良い機会でした。
おもしろそうなお芝居があったら、また観に行きたいですね。
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